クリスマスのこびとのおはなし

 

2016/12/22

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12月1日の朝
窓辺に、小さな包みが並びます。

全部で、24個。

毎朝、ひとり、こびとさんがやってきて
贈りものをしてくれるのです。

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お菓子、リボン、キャンドル、ブローチ
オーナメント、オルゴール などなど

今年は、ドールハウスのお人形が使う道具が、多いみたい。

なかなか、ツボを心得ている、
こびとさんです。

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資料も兼ねて山ほどある
かーさんのクリスマスの絵本の中から、
おきにいりの絵本を自分たちで選り分け
毎日、朝な夕な、見入っています。

なかでも、今年は、
「サンタクロースの小人たち」に、興味津々で、
小さなたねすけまで、口癖のように
「たんたくろーつとこびとたちー!」

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北の国、サンタクロースがたくさんの小人たちと住む
コルヴァトントリ村での暮らしが、ことこまかに描かれます。

朝ごはんから眠るまでの風景や、
大工さん、画家、印刷、縫いもの、手紙係など
たくさんの仕事場のようす
子どもたちの学校や授業や、休暇の過ごし方
そして、大忙しの、クリスマス前まで。

あ、コルヴァトントリ、探しても、行くのは難しいと思います。
何しろ、地図にも載っていないし、
今まで、たどり着いた人といえば、道に迷ったおじいさんただ一人だけなので・・・

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こびとさんが、24人並んだら、
次の朝は、とうとう、サンタクロースの出番です。

はれぼうが、時々、かーさんの見ていない間に
「こびとさんありがとう」って、ささやいているの、知ってるよ。


「サンタクロースと小人たち」
マウリ・クンナス 作 いながきみはる  訳 偕成社

 

 
 

『ことり文庫は、子どもの本と、ゆっくりとおだやかな時間をあつかっています。子どもの本のもつ、あたたかさややさしさや信頼というようなものを大切にしています。
鎌倉市極楽寺1-4-12
http://kotoribunko2525.wix.com/kotoribunko

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