子どもたちに伝えたいのは、食の安全と支え合いの大切さ
私と『生活クラブ』の良い関係
今日は丸ごとすりおろしたにんじん蒸しパンでおやつタイム。
山田愛さんが子どもたちと安心して暮らせるのは『生活クラブ』があるからです。
安心・安全だけじゃない支え合う仕組みに共感
編集部(以下、編):手づくりのにんじん蒸しパンおいしそうですね。
山田さん(以下、山):これは『生活クラブ』のカタログに載っていたレシピで作りました。今ではお出かけにも持って行く定番メニューです。
編:材料はすべて『生活クラブ』ですか。
山:もちろん。ホットケーキミックスに、なたね油とチーズ、皮ごとすりおろしたにんじんを入れています。『生活クラブ』は農薬や放射能検査など国よりも厳しい自主基準を定めていて、どの食材を選んでも安心なんです。
編:『生活クラブ』に入る前、食生活はどうされていましたか?
山:買い物のたびに添加物を気にして原材料表示とにらめっこしていました。子どもに安心・安全な食材を食べさせたいのに、実現するには手間暇がかかってしまって……。納得のいく材料をすべてそろえきれず、罪悪感を感じながらお皿に盛ることもありました。知らず知らずのうちに、「これはあまり体に良くないけれど……」と口にしていたようで、「これは体に良いの、良くないの?」と子どもが聞くようになり、はっとしました。
編:お母さんの気持ちや言葉に子どもは敏感ですよね。
山:子どもたちに気を遣わせていたようです。でも、今はカタログに載っているものすべてを安心して選べてうれしい。日々、育児や家事に追われて完璧をこなすことは難しいので、「食」への不安が取りのぞかれたのは助かりました。
編:お気に入りはありますか。
山:たくさんあります。特に卵は家族全員が大好きで、週に3~4パックを注文します。朝起きたら白湯の準備と一緒に、ゆで卵のお湯を沸かすことから一日が始まります。
編:すてきな朝ですね。『生活クラブ』の卵は、すべて国産鶏種で飼料や飼い方にも配慮しているそうです。
山:そういった安全面での取り組みが続いているのは“生産者と消費者が対等な関係にあるから”という事実を知ってすごく共感しました。以前から安心で良いものづくりを求めるには、消費する側にも役割があると考えていたからです。生産する側が大変な時は、消費する側も買い支えて応援することができます。その仕組みがずっと前からできていたことに驚きました。
編:商品ではなく「消費材」と呼んでいるのもそういった理由だそうですよ。
山:はい。その支え合いの循環に自分が加わっている喜びを、食材を口にしながら夫や子どもたちと感じています。
編:ほかにも良さはありますか?
山:すべてが新鮮でおいしいことに尽きます。素材が良いので、凝った調理は必要ありません。焼く、蒸すだけの料理が増えましたが、素朴とは感じません。調味料もおいしくて、わが家はドレッシングを使わなくなりました。カットした野菜にオイルとレモンやビネガー、塩こしょうで和えるだけ。調理に手間がかかりません。
編:冷凍食品も活用されていますね。
山:冷凍庫にぎっしり詰まっています(笑)。冷凍食品を産地や添加物を気にせず使えるのは、本当に助かります。日々の献立や、子どもの幼稚園のお弁当づくりに重宝しています。
編:子育ては時間との勝負ですものね。
山:まだ子どもが小さいので、食べられるものがそれぞれ違ったり、時間帯や体調で食べられるものが変わったりします。簡単かつ短時間で調理ができるからこそ、変化の多い子育てに柔軟な対応ができます。
編:気持ちに余裕ができますね。『生活クラブ』は、お母さんたちが子どものためにと50年前に始まったそうです。
山:今の暮らしを享受しているのは、当時のお母さんたちの努力のおかげです。『生活クラブ』を通して、お互いが対等な関係であること、助け合うことや食の大切さなどを、子どもたちにも伝えていきたいです。
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生活クラブ生協
写真○マツダナオキ 構成・文○本田 香